ドコモの新料金プランを徹底解説。気になる解約金情報について。
NTTドコモが2019年10月1日以降にお申し込み頂く方を対象に2年定期契約の解約金・定期契約なしの月額利用料金の値下げを発表しました。高かった解約金9,500円が1,000円に値下げとなるだけでなく、2年縛りありとなしの契約の月額利用料金の差も1,500円から170円に値下げといままでの契約形態を一新しました。

違約金の変更はいつから??
2019年の10月に電気通信事業法が改正されることでスマホキャリアの「通信と端末の完全分離」ならびに「不当な囲い込み禁止」が導入されました。
そのため各ケータイキャリアは「端末の割引施策」や「契約年数」による顧客の囲い込みができなくなります。
いままではスマホは2年契約で端末は3年もしくは4年分割という契約で、実際は一度キャリアを変えると4年間は解約できないようないわゆる縛りの契約が多かったかと思います。
大手キャリア3社はそれぞれ法改正に伴い違約金を引き下げたプランを発表をしました。
しかし、実際のところ今までの端末料金の分割と2年契約の縛りの関係ように何か裏があるのではないかと考える方も多いかと思います。
今回の法改正よってどのようにプランが変わったのか確認してみましょう。
電気通信事業法の改正で何が変わるか
「ギガホ」「ギガライト」「ケータイ」とプランは依然と同名で料金は変わりません。
では何が変わるのか、ドコモユーザーにとってメリットはあるのでしょうか。
今回の法改正によって変わる内容は大きく分けて4つになります。
- ①通信料金と端末代金を切り離した「分離プラン」の提供
- 「分離プラン」といっても聞き慣れない方も多いかと思います。
「分離プラン」とは「端末の本体代金」と「通信サービスの月額料金」を完全に分離させる方針のことを指し、3大キャリアのソフトバンクとauでは既に導入されている内容になります。 - ②2年契約の違約金を現行の9,500円から1,000円以下に引き下げる
- 今までのドコモでは他社に乗換えのためなどに解約をすると、機器代金の分割残債と解約金がかかり、なかなか他社キャリアに移動するということができませんでした。
しかし今回解約金が1,000円になったことでユーザーにとってメリットが大きくキャリア争いに繋がることになります。 - ③定期契約の有無による月額料金の差額は上限170円
- 今回の法改正ですべてのキャリアはそもそも2年契約というものを廃止することとなりました。
好きな時に好きなキャリアに乗換えができることはうれしいですね。 - ④端末の割引は上限2万円まで
- 「乗換えでiPhone10万円引き!」「端末一括0円!」などドコモに乗換えをした際に得した方も多いのではないでしょうか。
この法改正には大きな目的があります。今まで乗換えや新規のための割引を2万円に抑えることで端末の料金の標準化を行いました。
これにより端末メーカーは安くていいものを作る以外方法がなくなり、より競争を激化させることとなります。
ドコモの解約金情報を確認しよう
従来のドコモの解約金は更新月(定期契約の満了月と翌月の2ヶ月間)以外のタイミングで解約手続きをすると、9,500円の解約金が発生していました。
しかし、法改正に伴う新料金プランでは10月1日以降にお申し込みの方は解約金負担が1,000円と料金が大幅に値下げされます。
新料金プランを確認してみよう。
ドコモの新料金プランでは解約金の値下げ施策と同時に、新たな割引サービス“dカードお支払割”もスタートしました。
契約期間のない「ギガホ」「ギガライト」「ケータイプラン」を契約し、ドコモの利用料金の支払い方法を「dカード/dカードGOLD(家族カードも対象)」に設定することで月額利用料金が毎月170円下がります。
基本プラン(通話30秒20円+パケット) | ||||
---|---|---|---|---|
プラン名 | 月額料金 | |||
定期契約なし(解約金なし) | 2年定期契約 (解約金1,000円) |
|||
dカードお支払割 適用後料金 |
||||
ギガホ | ~30GB 以降1Mbpsの高速通信 |
7,150円 | 6,980円 | 6,980円 |
ギガライト | ステップ4 <~7GB> |
6,150円 | 5,980円 | 5,980円 |
ステップ3 <~5G> |
5,150円 | 4,980円 | 4,980円 | |
ステップ2 <~3G> |
4,150円 | 3,980円 | 3,980円 | |
ステップ1 <~1G> |
3,150円 | 2,980円 | 2,980円 | |
ケータイプラン | 1,370円 | 1,200円 | – |
ドコモのdカードでお得に

新料金プランでdカードの支払いでお得になることに合わせて、促進キャンペーンとして2019年10月1日から2020年3月31日までの間dカード/dカード GOLDによるクレジットカード決済利用額に4%分のdポイント(期間・用途限定)を還元し、通常時の1%とあわせて合計5%還元をしてもらえます。
クレジット決済の還元としては異例の額になるのでドコモをご契約の方にはおすすめです。
新しい契約プランでシミュレーションしてみよう。
ドコモの新料金プランには基本通話料金とパケット料金が含まれており、たくさん電話をかける方は「オプション」としてかけ放題などを追加で契約することになります。
ドコモの料金の確認の方法として
- 基本プランを選択
- オプションサービスの選択
- 割引の確認
この3ステップで確認をしましょう。
- ①基本プランを選択
-
基本プラン(通話30秒20円+パケット) プラン名 月額料金 定期契約なし(解約金なし) 2年定期契約
(解約金1,000円)dカードお支払割
適用後料金ギガホ ~30GB
以降1Mbpsの高速通信7,150円 6,980円 6,980円 ギガライト ステップ4
<~7GB>6,150円 5,980円 5,980円 ステップ3
<~5GB>5,150円 4,980円 4,980円 ステップ2
<~3GB>4,150円 3,980円 3,980円 ステップ1
<~1GB>3,150円 2,980円 2,980円 ケータイプラン 1,370円 1,200円 – データプラス 1,000円 キッズケータイプラン 500円 - ②オプションサービスの選択
-
オプションサービス 5分通話無料オプション 700円 かけ放題オプション 1,700円 - ③割引の確認
-
割引サービス ギガホ ギガライト
(~7GB)ギガライト
(~5GB)ギガライト
(~3GB)ギガライト
(~1GB)みんなドコモ割
(ファミリーグループの回線数)1回線 – – 2回線 -500円 -500円 3回線以上 -1,000円 -1,000円 ドコモ光セット割 -1,000円 -1,000円 -1,000円 -500円 –
ドコモの新料金プランでは今までの2年契約の場合、解約金が1,000円になっていることに合わせて、契約期間のない定期契約の場合dカードでの支払いを行うことで2年定期契約と同じ料金で利用することができます。
まとめ
今回はドコモの10月1日からの新料金プランやサービス内容についていくつか説明してきました。
大手3大キャリアであるソフトバンク・auの後を追い、「分離プラン」の発表。
これにより、月額料金の計算や確認がしやすくなるというメリットは生まれそうですね。
またユーザーの囲い込み防止施策である「解約金の値下げ」についても契約回線の解約や他社キャリアへのお乗り換えなどがしやすくなるという点ではユーザーにとってメリットがあるのではないかと思います。
※出来る限り細かな精査を行っていますが、最新情報と本文中の記述に差異が生じている可能性もございますのでご留意下さい。
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