スマートスピーカー「Google Home(グーグルホーム)」とは?音声AIや機能・性能を徹底解説します!
この記事ではAIアシスタント「Google アシスタント」を搭載したスマートスピーカー「Google Home」の情報をまとめていきます。

Google Home(グーグルホーム)って何?
Google Home(グーグルホーム)とは、Google社が開発したスマートスピーカーです。
スマートスピーカーとは音声アシスタント(AIアシスタント)を搭載したスピーカーの事です。
Google Homeに搭載されているAIアシスタントは「Google アシスタント」になります。
・Google Home(グーグルホーム)の詳細
開発 | |
---|---|
搭載AIアシスタント | Google アシスタント |
価格 | 15,120円(税込) |
種類 |
|
ウェイクワード ※スマートスピーカーを起動させるための言葉 |
「OK、Google」「ねぇ Google」 |
Google Homeの使い方
Google Homeは、スピーカーに話しかけることで音声を認識し、起動・操作出来る機器です。
内蔵されているマイクで音声を認識して、対応している家電の操作も行うことができます。

▲このようにスマートスピーカーに話しかける事で、知りたいことを調べてくれたり、音楽をかけてくれたりします。
スマホを操作する必要がないので、家事などをしていたり、急いでいたりする場合でも、音声で操作できるのですごく便利です。
Google Homeを起動させる言葉を「ウェイクワード」といい、Google Homeの場合は以下がウェイクワードになります。
- OK、Google。
- ねぇ、Google。
今のところ、上記の2ワードで起動することができます。
Google Homeの特徴
世界的に見るとスマートスピーカーのシェア第一位は、実を言うとAmazon Echo(アマゾンエコー)ですが、後追いのGoogle Homeも着実にシェア数を追いかけています。
以下記事ではAmazon EchoとGoogle Homeの比較情報をまとめていますのでよろしければご覧ください。
スマートホームサービスAmazon Echo(アレクサ)とGoogle Home(グーグルアシスタント)の違いを徹底比較。
それでは早速Google Homeの特徴をまとめていきます。
Googleアシスタントが高性能
冒頭でも言いましたが、Google HomeはAIアシスタント「Googleアシスタント」を搭載しています。
まず前提に、Googleアシスタントはスマートフォン「Android」にも搭載されています。
Googleアシスタントは利用すればするほど賢くなっていく特徴があります。
2018年の世界スマホ利用者数は33億人とされ、世界のAndroidシェア数は約61%とされています。
ということは約19億8000万人ですので、それだけの人がGoogleアシスタントを搭載した機器を利用しており、常に成長していることになります。
※数値は当社調べです。正確な数値は異なる場合がありますのでひとつの指標としてご覧ください。
Google Homeに搭載されているGoogleアシスタントは現在のAndoroidに搭載されているGoogleアシスタントとは別のものになりますが、基本的に性能は同じです。
現在、驚くべきスピードで進化しているGoogleアシスタントは他のAIアシスタントよりも賢くなっています。
Alexa、Cortana、Google アシスタント、Siriの音声認識テストを行った結果、Googleアシスタントの性能が一番いいというデータが発表されています。
Google提供のサービスと連携出来る
Googleはスマートスピーカーだけでなく様々な事業を展開しています。
様々なサービスと連携することができます。
有名な所でいうと以下があげられます。
- 検索エンジン
- Googleマップ
- Gmail
- YOUTUBE
などが有名ですね。
Google HomeはGoogleアカウントを紐づけますので、それらの機能を最大限活用することができます。
例えば、調べものをするとき、Googleの検索エンジンは世界的に利用されていますので、ほとんどの情報を得ることができますし、GoogleマップやGmailは音声のみ、ハンズフリーで操作できます。
また、YOUTUBEから聴きたい音楽を探してきてくれたりと便利な機能が盛りだくさんです。
Google Homeは拡張機能(アプリ)が用意されている
Google Home搭載のGoogleアシスタントには拡張機能(アプリ)が用意されています。
拡張機能はサードパーティー製で、他のスマートスピーカーで近いものといえば、Amazon Echoの「スキル」です。
2019年8月現在、Googleアシスタントの拡張機能(アプリ)は500以上の機能が存在します。
この機能は別名『Actions on Google』とも呼ばれており、Google Homeでその機能を利用することができます。
Actions on Googleの使い方
Actions on Googleの利用方法はとても簡単です。
Google Homeに「(機能名)と話す」「(機能名)に繋いで」と話しかけるだけで、Actions on Googleに登録されている機能と繋いでくれます。
Actions on Google(拡張機能・アプリ)の種類
Actions on Googleは500以上の種類があり、ここでは5つだけピックアップして紹介いたします。
- ①ピカチュウトーク
- 起動方法:「OK、Google。ピカチュウトークに繋いで」
- 内容:Googleアシスタントの代わり、ピカチュウとお話しすることが出来ます。
- ②radiko
- 起動方法:「OK、Google。ラジコに繋いで」
- 内容:局を指定してラジオを聴くことができます。
- ③クックパッド
- 起動方法:「OK、Google。クックパッドに繋いで」
- 内容:作りたい料理を言ってみたり、今ある食材をいうだけでレシピを提案してくれたり、作り方を教えてくれたりします。
- ④Google Play Music
- 起動方法:「OK、Google。グーグルプレイミュージックに繋いで」
- 内容:Google Play Musicに繋いでGoogle Homeから音楽を聴くことができます。
- ⑤スリープタイマー
- 起動方法:「OK、Google。スリープタイマーに繋いで」
- 内容:音楽・ニュース・ラジオなどの再生を止めるタイマーを設定することができます。
ここでは5つしかピックアップしませんでしたが、まだまだ種類はあり、あなたが利用したいサービスもある程度は見つかると思います。
Google Homeの種類
Google Homeは2019年現在、3種類存在します。
日本ではGoogle HomeとGoogle Home Miniの2種類が発売されていますが、北米ではGoogle Home Maxという高価格帯のスピーカーも発売予定です。
Google Homeシリーズの比較
まずはこの記事で紹介しているGoogle Homeの詳細です。
メーカー | |
---|---|
参考価格 | 14,000円(税抜) |
音質 | 中 |
大きさ | 96(W) x 143(H)mm |
重さ | 477g |
防滴・防水 | なし |
モバイル性 | なし |
カラー | ホワイト |
このスタンダードなGoogle Homeの情報を基準に他のGoogle Homeシリーズと比較していきましょう。
Google Home Mini(グーグルホームミニ)
メーカー | |
---|---|
参考価格 | 6,000円(税抜) |
音質 | 低 |
大きさ | 98(W) x 42(H)mm |
重さ | 173g |
防滴・防水 | なし |
モバイル性 | マイクロUSB電源供給 |
カラー | チョーク、チャコール、コーラル |
Google HomeとGoogle Home Miniは基本的に性能は同じです。
大きな違いは以下です。
- スピーカー能力
- 見た目・大きさ
- 販売価格
Google Home MiniはGoogle Homeに比べ音質が落ちます。
かといって質が悪いというものでは無く、普通に聞く分には問題なく利用できます。
ただ、部屋中で音楽をしっかりと聞きたいという方はGoogle Homeの方がおすすめできます。
また大きさが小さいので持ち運びも気軽にできますし、Google Homeシリーズの中で唯一USBで給電が可能な製品ですので、料金の割にはコスパはいいと言えます。
Google Home Max(グーグルホームマックス)
メーカー | |
---|---|
参考価格 | $399 |
音質 | 高 |
大きさ | 336.6(W) x 190(H)mm x 154.4(D)mm |
重さ | 5.3kg |
カラー | チョーク、チャコール |
Google Home MaxはAIサウンド「Smart Sound」を取り入れており、利用者の環境・好みに合わせ音質を調整してくれます。
また当然AIアシスタントの「Googleアシスタント」も搭載しています。
Google Home Maxは音響に特化した高品質のスピーカーを採用。
4.5インチのハイエクスカーションウーファーを2つ内蔵・2つのカスタムツイーターで、Google Home比で20倍という大音量の再生が可能です。
この性能のスピーカーを普通に買おうとすると5万円以上するものが多いので、それだけでもお得感があるうえ、AIアシスタント・サウンドも搭載しておりますので、個人的にはお買い得と思います。
「Google Home Max」はAppleのスマートスピーカー「Home Pod」のライバル機になると予想されるので、もしかすると発売時期がかぶるかもしれませんね。
※現在日本では未発売で、発売日は未定となります。
Google Homeでできること
Google Homeで出来る事はたくさんありますが、実際にどんなことができるかをまとめていきます。
音楽の再生
Google HomeではGoogle Play MusicやSpotifyを利用することができ、音楽ストリーミング配信のサービスから音楽の再生が可能です。
Google Play MusicやSpotifyに無い曲を希望した場合、YOUTUBEから曲を探し出し提案してくれたりするのもGoogle Homeならではですね。
また「お気に入り機能」も存在し、自分だけのプレイリストも作ることができます。
ラジオやPodcastの再生
radikoやtune-inなどのGoogle Homeと提携されているラジオ局のラジオやPodcastの再生が可能です。
なおradikoは全国のラジオが聞けるわけではなく、自分の住んでいる地域によって聞けるラジオは異なります。
天気予報・交通情報
現在地の天気予報や、次の日の天気を教えてくれます。
現在地付近やその日の天気予報しか取得できないのではなく、例えば会社付近の天気予報や、翌週の予定がある日のお出かけ先の天気予報なども知れるので予定も立てやすいですし、忙しい朝でも話しかけるだけですぐにその日の天気が分かるので便利ですね。
またGoogle HomeはGoogleマップやGoogleフライトと連動しているので、通勤ルートの交通情報や、フライト時間や料金なども教えてくれます。
アラーム・タイマー
朝が弱い方でも、前日の夜にGoogle Homeに「明日の〇〇時にアラームをセットして」と伝えておくだけで、Google Homeがアラームで起こしてくれます。
またタイマーのセットも出来るので、料理中やインスタントラーメンを作る時などの時間を計る必要があるときに使えます。
スマートホーム対応家電を操作する
ルンバやLED照明などの対応家電を音声で操作することが可能です。
わざわざスイッチを押さなくても一声かけるだけでオン・オフの切り替えができるのはとても便利ですよね。
カレンダー・リマインダー・メモ
Googleカレンダーと連携しているので、その日の予定の確認やスケジュールの管理が簡単にできるようになります。
スマホにGoogleアシスタントをインストールしておくと、リマインダーを登録しておくことで予定の時間に近付くとスマホに通知してくれます。
またGoogle Homeは買い物リストを作成することもできるので、買わなければいけないものがあったら「〇〇を買い物リストに追加して」と伝えるだけで、お買い物の際の買い忘れを防げます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
Google Homeの最大の特徴はGoogleアシスタントが優秀なところです。
AIアシスタントはまだまだ進化の過程ですので、今後はもっと賢く、便利に利用が出来るようになります。
また、Googleのサービスと連携することで様々なサービスを利用できます。
さらに今までのGoogle Homeにはない機能を兼ね備えた、日本未発売のGoogle Home Maxの発売も楽しみですね。
何かと話題のスマートスピーカー「Google Home」。
あなたも是非生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
※出来る限り細かな精査を行っていますが、最新情報と本文中の記述に差異が生じている可能性もございますのでご留意下さい。